・もっと集中したい
・集中するにはどうしたらいいの?
こんな悩みを持っている人にオススメの本の紹介です!
メンタリストDaiGoさんの著書『自分を操る超集中力』です。
著者であるメンタリストDaiGoさんは、現在では1日10冊以上の読書、企業アドバイザー、講演、研修、TV出演、ニコニコ動画を放送、YouTubeなど、多岐にわたって活動し活躍されています。
これだけのことをやり切るには、集中力が必要になってくることは間違いありません。
この集中力の鬼のように感じるDaiGoさんも、もともとは全く集中力がなかったといいます。
「学習障害ではないか?」とい両親に心配されたり、成績も最下位に近かったと言います。
そんな著者が今では、集中力のおかげで今のポジションを手に入れたと言っているほどの集中力の持ち主になりました。
結論、集中力はトレーニングで鍛えることができるのです。
集中力のコントロール術を身につければ、時間の密度が変わる!と書かれています。
集中力がアップすれば、限られた時間の中でできることが増えるということですから、集中力をアップさせたい!と思っている人は多いはず。
本書を読んで、実践して、集中力をアップさせましょう!
ここからは、私が重要だと感じた部分を紹介したいと思います。
集中力の源
1.集中力の源は、前頭葉=ウィルパワー
まず、このウィルパワーの出どころは1つしかないということを認識しなければなりません。
仕事でもプライベートでも使うウィルパワーの出どころは同じなのです。
本書では、「企画書を仕上げること」と「間食のチョコレートを我慢すること」という全く関係のないはずの行動でも、使われるウィルパワーの出どころは同じと書かれているように、あらゆる行動の際に必要なウィルパワーは同じところからしか出てこないのです。
2.ウィルパワーは一定の量があり、使える量が決まってどんどん消耗していく
ウィルパワーは総量が決まっており、使えば使うほどどんどん消耗していくのです。
際限なくあるものではなく、量が決まっているもの。
午前中に大事なことに取り組むといいと良く言われますが、午前中はまだウィルパワーが消耗していないからですね。
3.持続しない性質
集中力はもともと持続しない性質だと言います。
でもここでこう思う人もいるはず。
「え?長時間集中している人もいるよね??」と。
この長時間集中力が続いているように見える人は、あくまでも短時間の集中状態を繰り返しているだけ。
1度に続く集中力は、十分に鍛えられてる人でも120分、通常は長くても30分ということです。
集中力を生み出すエンジン
集中力を起動させる7つのエンジンについて、紹介されています。
「場所」「姿勢」「食事」「感情」「習慣」「運動」「瞑想」の7つ。
ここでは僕が特にこれは!と思った3つを紹介したいと思います。
1.「場所」
これは環境を整えるということです。
結論は、机の上には水色のモノを置き、スマホは目の届かないところ、整理整頓ををすること。
水色
水色のモノを置いた方がイイ理由は、水色は集中力を高め、体感時間を短くする効果があるというのです。
スマホ
スマホを目の届かないところに置く理由については、人は集中し始めるときに、より多くのウィルパワーを使う性質があるのですが、その集中し始める時にスマホの通知により集中のエンジンが止まってしまうというのです。
これは、実際に体感したことがある人も多いのではないでしょうか?僕自身も以前に、ブログにこんなことを書いていました。
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整理整頓
整理整頓は集中力を他に向けないため。
集中したい対象以外、「なにもない場所」をつくることで自然と集中力は高まり、勉強も仕事も捗るというのです。著者も、仕事部屋にあるのは、テーブルと本だけにし、関係のないものは一切もたないようにしているといいます。
余計なものがあると気が散ります。その気が散るものをなるべく排除することが大事ということですね。
2.「食事」
ポイントは以下の3つです。
1.脳はブドウ糖がないと働かない
2.ブドウ糖はウィルパワーの燃料庫
3.人間は血糖値の乱高下が起こると強いストレスを感じる
脳を働かすには、ウィルパワーの燃料となるブドウ糖が必要だが、血糖値を乱高下させることは避けたい。
具体的にはどうしたら良いのでしょうか?
それは、「低GI食品」と「間食」を上手に活用することで可能となります。
低GI食品とは、ゆっくりと血糖値が上昇していく食べ物。
具体的には、玄米、オート麦、りんご、そば、ヨーグルト、全粒粉パンなどです。
急激に血糖値をあげるような、高GI食品の白米やパン、せんべいは避けた方がよいということ。
低G I食品なら、食べてから2時間後に集中力にピークがくるという性質も押さえておいた方がいいです。
集中したい、頭をフル回転させたい2時間前に低GI食品を食べ、タイミングを合わせることができますね!
また、間食をうまく使うことでエネルギー切れを避けることができます。
そこで食べるべきは「ナッツ類」。
ケーキやお菓子といった高GI食品はここでも避けなければいけません。
ナッツ類には、集中力、思考力を高める成分が入っていて、とくにオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸は天然の抗うつ効果があるとされ、ポジティブな思考にもつながります。
結論は「低GI食品を中身とした3食+ナッツ類を中心としたおやつの補給」です。
これならすぐに実践できそうですね!
3.習慣
3つ目は「習慣」です。
習慣の目的、良いところは、判断や決断を減らすこと。
ウィルパワーは総量が決まっていてどんどん減っていくので、そのウィルパワーをなるべく使わずに節約できることができれば大事なことにウィルパワーを使えます。
通常に生活していると、選択の場面がこのウィルパワーをどんどん減らしてしまう。
ウィルパワーを節約するのは『習慣化』が一番ということです。
例えば、毎日の服をあらかじめ決めておくなど仕組み化できるものはしてしまうことが、ウィルパワーの消耗を抑えてくれるのでのす。
スティーブジョブズがいつも同じ服装だったのは有名な話。
本書でも7つのハンガーを用意して、1週間分の着る服を全部用意するといったことを提案してくれています。まずは、これを真似してやってみてはいかがでしょうか?
僕も、これを真似して1週間で着るものは仕組み化で決めるようにしています。「どの服を着ようかな〜」と迷うことは一切なくなりました。
これは一例ですが、仕組み化で解決できることは多いと思いますので色々工夫してみるのも楽しいと思います。
「習慣化」を利用して、ウィルパワーを減らしてしまう選択の場面をどんどん減らして、やるべきことにウィルパワーを注ぐ。
これを実践していきましょう!
集中力を癒す
集中力は放っておくと0になってしまうので、「疲れ」を回復させる方法を知っているかどうかも重要になります。
主な回復方法はこちら。
・寝る
・目を癒す
・不安を書き出す
「寝る」
睡眠不足だと集中できないといった経験を持っている人は多いと思います。
睡眠不足は集中力を奪う要因となるのです。
睡眠時に脳は何をしているのでしょうか?
主に2つのことをしています。
1.疲労の回復や損傷してしまった神経細胞の補強
2.記憶の定着
やはり睡眠は大事。これを疎かにしてはいけません。
具体的な睡眠方法は本書にも書かれていますので参考にしてみてください。
僕がこの睡眠で「ヤッパリ!」と感じたことは、「仮眠」の重要性です。
15分程度のパワーナップという仮眠で集中力を回復させる方法が紹介されています。
パワーナップは布団に入って寝るという方法でなくても、椅子に座った状態で目を閉じ、腕を枕に呼吸のペースを落とすことでも効果が得られるということ。
机に腕を置いて伏せて寝るだけでよいということ。
僕も仕事中疲れた時は少し寝るようにしていますが、明らかに起きた後の集中力、効率が違うので是非試してみてください。
「目を癒す」
実は「脳は疲れない」。
えっ?と思った人も多いと思います。僕もその1人。
疲れているのは脳ではなく、目が疲れているというのです。
「目を癒す方法」はこちらです。
「目を温め、ストレッチし、休ませる」これだけです。
詳細は本書にかかれているので読んでほしいですが、これだけで集中力が戻る、疲れが癒されるのであればやるしかない!と思います。
「不安を書き出す」
ワーキングメモリーという、情報を一時的に保つ機能が人間には備わっています。
このワーキングメモリーにもウィルパワーと同様に一定の容量があります。
不安が高まると、ワーキングメモリーが心配事だけでいっぱいに…
そこで、不安を紙に書き出すことで、心配事が外に吐き出されワーキングメモリーがリセットされ空き容量が増えるのです。
自分の不安を書き出すことには頭のなかをスッキリさせ、集中力を高める効果があるのです。
これ、僕自身やったことがなかったのですが実際にやってみたところ、本当に効果がありました。
ただ、紙に書き出すだけなので少し疑っていましたが、意外にも効果がありビックリしました。
まとめ
「集中力を手に入れたい!」という人は多いと思います。
また集中力があれば、時間の密度を高めることができさまざまなことができるようになります。
本書は集中力を高めるために、どうしたらいいか具体的な行動まで書かれています。
是非、真似できるところは真似して今よりワンランク上の集中力を手に入れてください!