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『メモの魔力』要約まとめー読むときに意識するべき5つのポイント

  • 『メモの魔力』の内容は?
  • どんなところがポイントなの?
  • どこをポイントにして読んだらいいの?

こんな悩みを持っている人を解決したいと思います。

 

『メモの魔力』はどんな本?

本書は、SHOWROOM株式会社の代表の前田裕二さんによって2018年12月に発売した本です。
あの石原さとみと交際してる?していた?ことでも有名になった著者。

著者は、メモ魔。読めばわかるのですが、レベルの違うメモ魔です。
僕自身もメモをある程度とるタイプだと思っていましたが、レベル全くが違います。

著者自身もメモにより人生をより良いものに変えたのです。

本書は、そんなメモへの情熱が半端ない著者による「メモ」の本

 

読んだ方がいい人

  • メモをどうとっていいかわからない人
  • 自分自身を見つめなおしたい人
  • 言語化が苦手な人
  • 日常をアイデアに変えたい人

メモをとることは大事とわかっているけれど、どうやってとっていいいかわからない人はもちろんのこと、そのメモをどうやって生かしていけばいいのかわからない人におススメです。

メモをメモだけで終わらせない。『メモの魔力』は、メモを通して、人生に「軸」を持ちたい人におススメの1冊です。本書の序章にもこう書かれています。

自分を知り、確固たる「人生のコンパス」を手に入れる。そのためのツールとして強い力を発揮するのが、本書で紹介する「メモ」なのです。

ただし、本書を読んで実践しない人というのは、本書を読む必要はないと思いますよ。
行動しなければ何も始まりません。

メモのポイント

ポイント①:目的=「本質的なことに時間を割く」

著者の前田さんがメモをとる目的について、こう書いています。

「より本質的なことに少しでも多くの時間を割くため」

本質とは何かというと、コピーではなく創造、代替可能物ではなく代替不可能物、ということ。つまり、クリエイティブで新たな知的生産につながる思考や、自分にしか思いつかないような代替不可能性の高い思考。

例をあげると、例えばミーティング。「どんな議論だったか」「日時」「出席者」ということをメモにとるだけではクリエイティブなものとは言えず、ファクトを書いているだけ。そこから、何が言えるのか、どうアクションするのかと考えることこそがクリエイティブティ。

そして、そのクリエイティビティに注力するために、過去の事実、ファクトを思い出すという余計なことに思考を割かないためにメモが必要ということでです。

あくまでも大事なことは、ファクトからどう代替不可能なものに広げていくか。その過程でよけいなこと、付加価値の低いものに余計な思考にパワーを使わないためにメモが大事なのです。

 

ポイント②:メモの取り方=「ファクト→抽象化→転用」

本書は、この「ファクト→抽象化→転用」のフレームワークについて書かれているといっても過言ではないくらい大事なことです。

  1. インプットした「ファクト」をもとに、
  2. 気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
  3. 自らのアクションに「転用」する。

多くの人は、このフレームワークの中でいうとファクトの部分しかメモしないと思いますので、ここからは特に必見です!

ノートは見開き1ページを使います。

左半分に「日付、標語、サマリー、ファクト」を記入し、右半分に「抽象化、転用」を書きます。

多くの人は、左半分のメモで終わっていると思いますが、大事なことはこの「ファクト」から広げていくことです。

 

ポイント③:メモの価値の高め方=「どんな?」「なぜ?」による抽象化

抽象化の際には3つの型があります。

  • What型→目の前の減少や考え方を抽象化して、また別の名前をつけて呼び直す
  • How型→目の前の現象にはどんな特徴があるか、ということを深堀して考える
  • Why型→抽象化して物事の本質を知る

では抽象化とはなんでしょうか?

抽象化とは、端的に言うと、「具体的な事象の本質を考える」ことです。

本質をとらえるようにできれば、他のことにも応用させることができるようになります。

抽象化するときは、汎用性の高さを意識することが大事であり、汎用するために抽象化するということを意識することによって思考を深めることにつながる。

汎用性を意識するということがポイントです。

ポイント④:言語化能力を高める=「What型抽象化思考」

メモをとるのに、「言語化能力」は不可欠なもの。その不可欠な能力を鍛えるのに「What型抽象化思考」を踏むとよいというのです。

あくまでもHow型やWhy型が抽象化の上で非常に大事としながらも、言語化のためにはWhat型も大事ということです。

What型とはどういったものでしょうか?本書にはこう書かれています。

・What型→目の前の減少や考え方を抽象化して、また別の名前をつけて呼び直す

 

意識の抽象化、意識になぜを向け、言葉にする作業が抽象化の能力だけでなく、言語化能力も向上してくれるといいます。

言語化能力を向上させたい人は多いとは思いますから、そういう人は特にWhat型の抽象化思考を癖づけるとイイですね。

 

ポイント⑤:自己分析=具体化と抽象化がセット

自己分析はあまりやる機会がないかもしれません。

前田さんは自己分析をやることで、それも徹底的に行うことにより、「人生の軸」が明確になるといいます。

そこでのポイントは…具体化と抽象化をセットで行うこと。

・意識の具体化×抽象化

自分の意識に目を向けて具体化をし、Whyで深堀りしていく。
分析しようとしてもふつうは自分の意識に目を向けるということしかやらないですよね?それではダメで、Whyで深堀をしないと本質の部分まではたどり着けない。

「なぜ、これができるんだろう?」「なぜ、これはいつもできないのか?」「なぜ、このことには努力ができるのだろう?」ということを、「なぜ?」で深堀して、言語化していく。これが重要です。

巻末に自己分析のための1000問が載っています。これを実際にやってみて、不変の価値観、自分を一本貫くような人生の軸を見つけましょう。コンパスがみつかるまで答え続けましょう。

 

 

まとめ

本書を読めば、メモの重要性、メモの取り方、またメモをどうやって生かしていくのかということがよーくわかります。

メモについて、こんなにも書かれている本を僕は知りません。
しかもこれほどまでに情熱的に。

情熱的にかつ詳細に書かれている本書を読むだけではだめです。何をしなければならないのか?

まずはメモをとるようにしてみましょう。

 

本書にもこう書かれています。

メモをとる上で大切なのは、「とにかく書くこと」だと。メモは単なるノウハウではなく、また本書を読んで単なるノウハウで終わらせるのではなく実際にやってみる。これが大事です。

なんでもそうですが、行動しないことには何も始まりません。

勝負は、書くか書かないか。もはやこれは、テクニックの問題ではなく、自分の人生とどれだけ真剣に向き合えるかという、「生き方」の問題なのです。

 

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