『アウトプット大全』。
今回はこの『アウトプット大全』について書いていきます。
- アウトプット苦手だな。。
- アウトプット結構しているけど足りないの?
- アウトプットよりインプットが大事なのでは?
- アウトプット大事なのはなんとなくわかるけどどうやるの?
と思っている人はぜひ読んでみてください。
著者はどんな人?
本書の著者は「樺沢紫苑」さんです。この方、どんな人なんだろう?と気になりますよね?
この人ビビるくらいのアウトプットマンです!
本書のはじめにに著者が行っているアウトプットの一例が書かれています。
- メルマガ、毎日発行 13年
- Facebook、毎日更新 8年
- YouTube、毎日更新 5年
- 毎日3時間以上の執筆 11年
- 年2〜3冊の出版 10年連続
- 新作セミナー 毎月2回以上 9年連続
すごいですよね。しかし著者はこれだけではないのです。さらに。。。
- 基本、18時以降は働かない
- 月10本以上の映画鑑賞
- 月20冊以上の読書
- 週4〜5回のジム通い
- 月10回以上の飲み会
- 年30日以上の海外旅行
まさにアウトプットの化け物と言っていいと思います。
そんな著者によるアウトプットの本ですから、参考になること間違いなし!
アウトプットの3つのポイント
本書にはアウトプットの重要性、また具体的なアウトプット方法が書かれていますが本当に抑えるべきポイントをこのエントリーでは書こうと思います。
そのポイントを図に示すとこんな感じになります。
①アウトプット:インプット=7:3
②2週間に3回以上
③フィードバックの重要性
この3つがポイントです。
アウトプットはなぜ重要?
この3つのポイントに入る前に、アウトプットがなぜ重要なのか理解しましょう!
インプットをすると脳の中の情報や知識が増えていきますが、インプットをいくらしても現実には何も起こりません。
「行動」であるアウトプットをすることによって現実世界に影響を与えることができる。
アウトプットでしか現実は変わらないのです。
例えば、読書をしまくっても脳の中では情報や知識はどんどん増えていくことは間違いないですが、読んでも読んでも何もわりませんよね。
脳内の変化が起こるだけ。
しかし、読書をたくさんして情報や知識をたくさん増やし、それを元に実際にやってみる、行動してみることで現実世界は変わってきます。
知識を得ただけでは何も変わりません。
それを行動、アウトプットにいかしていかなければ何にもならないのです。
ただ多くの人はインプットしただけで満足してしまっていると思います。
そのインプットで終わりではなく、現実世界を変えるためにもアウトプットが重要なのです。
そのアウトプットのポイントを押さえていきましょう!
①インプット:アウトプット=3:7
インプット3に対してアウトプットを7行うという事ですから、インプットの倍以上アウトプットをしなければなりません。
これを見てアウトプットの比率多いんじゃないの?と感じる人も多いかもしれません。
本書に書かれている研究結果によると、平均的な比率は「インプット:アウトプット=3:7」と著者が提言している比率と全く反対のものだといいます。
学生も社会人もインプット中心の生活をしているということ。
自分自身のことを思い出してみてもインプットが多かったと感じますね。
本書にはコロンビア大学の研究結果も書かれており、その結果からもアウトプットが7割がベストと書かれています。
人間はアウトプットをしないと忘れてしまうのです。
僕自身も本を読んでも、読んだだけではほとんど内容を忘れてしまいます。
本を読んだ後に、たとえばブログに感想を書いたり、内容を他の人に話したりするとその内容は時間が経っても結構覚えていることができていますね。
②2週間に3回以上
本書では脳の仕組みも書かれていますが、重要なのはコレです。
人間の脳は、「重要な情報」を長期記憶として残し、「重要でない情報」は忘れるように作られているということ。
脳に重要な情報だと認識させるためには、2週間で3回以上アウトプットをする必要があるということです。
重要な情報と脳に認識されれば長期記憶として残りやすくなる。
この何度も繰り返すということは、非常に重要です。
③フィードバックの重要性
インプットとアウトプットだけしても足りないものがあります。
それは「フィードバック」です。
フィードバックとは何でしょうか?本書から引用してみると…
フィードバックとは、アウトプットによって得られた結果を評価し、その結果を考慮して、次のインプットに修正を加える作業です。見直し、反省、改善、方向修正、微調整、原因究明。すべてフィードバックです。
失敗した場合もうまくいった場合もその理由、原因などを考えてみる。それを次のインプットに生かすということ。
インプット➡︎アウトプット➡︎フィードバック➡︎インプット➡︎アウトプット➡︎フィードバック➡︎……
やりっぱなしではダメなのです。
アウトプットの具体的方法
本書はアウトプット大全というタイトル通り具体的なアウトプット方法が書かれています。
その種類なんと80!
質問、伝える、相談、営業、書く、続ける、教えるなどなどアウトプットの具体的方法が書かれています。
さらにはアウトプット力を高める7つのトレーニング方法も紹介されています。
この7つを僕はこの2つにまとめました。
「書くこと」「発信すること」
日記を書いたり、健康についての記録、さらには読書感想、ブログ、SNSに書くというトレーニング方法が紹介されており、アウトプット力を高めるには「書く」ことが重要ということがわかります。
僕も日頃、思いついたことや会議中に思ったことなどを書いておかないと本当にすぐに忘れてしまいます。
ビックリするくらい思い出すことができませんから、なんでも書く、記録しておくことというのは大事ですね。
また、書くことによって思考も整理することができますから、書くことは超大事。
さらに「書く」だけで終わりにせず、SNS、ブログなどで発信も大事です。
発信することによって、フィードバックも得ることが出来ますからね。
まとめ
アウトプットの重要さ、アウトプットのポイント、アウトプットの方法、アウトプット力を高めるトレーニング方法が書かれている本書。
どうしても無意識だとインプットが過剰になってしまいます。
インプットだけでは何も変わりません。ただの自己満足で終わってしまいます。
そうならないためにもアウトプットをしていきたいですね。
アウトプットが大事大事と言われているこの世の中で、具体的にアウトプットの方法をここまで詳細に書かれている本はないです。
まさに「大全」の名にふさわしい1冊です。